“店名の由来は、日本の幕末時代まで遡る。当時「大分」を構成していた「8藩」と「7領」という国の制度。この8と7という数字をイタリア語で表現したことから生まれたイタリアンの店「オット・エ・セッテ」。
イタリアンでありながら、ここでしか味わえない特別な調理法と食材にこだわった料理の数々はどれもオリジナリティに溢れている。
街の道路脇から噴き出す温泉の蒸気が特徴の別府市。その別府鉄輪に江戸時代から伝わる伝統的な調理法「地獄釜」。この調理法を用いて大分特有の地域食材を使ったメニューはどれもユニーク。「地獄蒸し野菜のバーニャカウダ」や「鱧(はも)の地獄蒸し」など肉や魚はもちろん、サラダやデザートまで「地獄釜」を用いた調理法が食材の旨味を引き出すという。新鮮な旬の野菜はさっと、黒豚はじっくり時間をかけて、など、蒸し方も食材の特徴に合わせてひと手間かける。
由布院の某有名旅館のイタリアンシェフを経て独立した料理長。長年培った地元生産者とのネットワークを生かして調達する旬の食材は鮮度も味もお墨付き。大分特有の調理方法を最大限活用しながら、既存のイタリア料理にとらわれない料理を提供し楽しませてくれる。”