“福岡県の西部に位置し、観光地としても知られる糸島半島。その糸島の海岸線を海沿いに進んだ先の西の“突端(とったん)”にある製塩所「工房とったん」。
工房近くの海では、玄界灘の内海と外海がぶつかり合い、山と海の豊富なミネラルが混ざりあう。その地の利を生かして作られているのが製塩所で作られる「またいちの塩」だ。玄界灘の海水を濃縮させて、大小二つの釜で三日間じっくり炊き上げ、とれた塩を杉樽で寝かせてはじめて完成する塩は、まさに自然の海水だけで作った天然の塩。若干にがりを残しているため、一般的に量販されている精製塩より少ししっとりとしている。また、結晶が柔らかく溶けやすいのが特長。塩の味をダイレクトに味わうなら、塩おにぎり、塩味のスープなど、塩が決め手となる料理がおすすめ。肉や魚のふり塩として、炒め物の仕上げに、普段の料理に使ってみるとその違いがわかるはず。
工房は見学可能なので、実際に塩作りの風景を見てみるのも楽しい。また自家製品も販売されており、塩づくりの釜でゆでた「塩釜ゆで玉子」、とろとろのカスタードプリンに花塩とカラメルソースをかけていただく「花塩プリン」は人気!週末は行列ができるほどの人気だ。好きなものを選んで購入したら、工房をカフェ代わりに海を臨むベンチでいただこう!観光のひと休みにもぴったりのロケーションだ。
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