“黒川温泉の中心地から車で5分。森が連なり、筑後川の源流のせせらぎが聞こえ、周りには建物一つない。そんな自然豊かな場所に位置する一軒屋の宿「山河」は、春は新緑、夏は深い緑、秋には紅葉、冬の雪と、自然のありのままの姿を楽しむことができる。客室や露天風呂から、四季折々の風景を眺めればあっという間に日常を忘れてしまいそう。
古くから地元の人にも親しまれている温泉の源泉には2つの特徴がある。1つは古くから薬湯として伝わる「硫黄泉」が注がれ、内風呂の「薬師の湯」には、かすかな硫黄の香りと茶褐色の湯の花が舞う。露天風呂にそそぐ【ナトリウム塩化物炭酸水素塩硫酸塩泉】は、美肌効果のある「美肌の湯」として女性に喜ばれている。3000坪の敷地内には7つのお風呂があり、露天風呂、桶風呂、貸切風呂など趣きの異なるお風呂を大自然に囲まれて楽しむことことができる。湯めぐりの合間に囲炉裏で一息つきながら、足湯で地ビールを飲むのも旅の思い出作りにおすすめ。
食事は、地元の旬の食材にこだわった料理長自慢の会席料理が堪能できる。阿蘇の新鮮な野菜や人気の「あか牛」など、料理長が厳選した素材が活きる。また、1週間前までに予約をすればマクロビオティック会席も用意ができるので、アレルギーや食材への不安がある人も安心して食事が楽しめる。
食後は、川を眺められる「月見台」で都会では味わえない月と星、そして自然そのものを感じながら心から癒されよう。6〜7月には川の向こうに現れるホタル鑑賞もおすすめ。また、館内には小さな図書室があり、落ち着いた雰囲気の中で普段味わえないゆったりとした時間を楽しむこともできる。
周辺の観光には、おしゃれなカフェやお土産屋さんが並ぶ黒川の温泉街もおすすめで希望すれば送迎も可能。周辺のドライブをするなら、阿蘇の絶景が楽しめる「大観峰」もあり、雄大な阿蘇五岳も眺められる。”