“福岡県の名勝として「日本の渚百選」に選ばれる桜井二見ヶ浦。周辺にはオシャレなカフェやレストランなどが並び、福岡市内の手頃なドライブスポットとして人気が高い。日中の自然溢れる景観はもちろんのこと、夕陽が沈むサンセットタイムはそのロマンチックな美しさから何度も訪れる人も多い。
海岸から約150メートルの海中に立つ「夫婦岩(めおといわ)」は、夫婦が仲良く並んでいるように見えるため、縁結びや夫婦円満のシンボルとして知られている。また、古くから桜井神社(県の文化財)の神聖な場所として大切に守られてきた一帯でもあり、日本の神話に登場する男神と女神を祀っている。
毎年5月の大潮の干潮の時期には、長さ30m、重さ1tの大注連縄(おおしめなわ)のかけ替えが行われ2つの岩が結ばれる。高さ11.2mと11.8mの2つの岩は、男岩、女岩と呼ばれ、冬は玄界灘の荒波を砕くような雄大さを、春にはまるで夫婦が穏やかな海辺に並ぶような姿を現し、夏には夫婦岩の間に沈む夕陽の絶景が楽しめる。
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