ツアーの概要
・この独占プライベートツアーでは、有田焼の様式の名前にもなっている、伝説的な柿右衛門窯を特別に訪れます。このチャンスを逃さずに、由緒ある窯をその目に焼き付け、熟練した職人たちと直接交流しましょう!
ハイライト
・有田焼の代表的な様式のひとつとして知られる窯を特別にご覧いただけます。
・高く評価されている柿右衛門様式の陶磁器の製造方法を知ることができます。
・柿右衛門窯の職人と交流して、専門的な知識を学びます。
・経験豊富な現地ガイドを通して、有田焼と柿右衛門窯について様々な話を聞くことができ、柿右衛門窯について学ぶことができます。
・17世紀から18世紀にかけてヨーロッパ人の心を掴んだ有田焼の『濁手』の作品を鑑賞します。
詳細
有田焼はまさしく日本最高の磁器で、絵付けで知られる柿右衛門様式は、本質的にその中枢をなしています。柿右衛門という名前は、地元の陶工で17世紀中期にこの様式を創造した酒井田柿右衛門にちなんでいます。 その後2~3世紀にわたって、このユニークな釉薬加工の様式は、さらに有田焼が海外の人々を魅了するきっかけとなりました。もともとのシンプルな藍染付けとは異なり、柿右衛門様式は赤、緑、青、黄の色調を大胆に使った、釉による豊かな装飾と、非対称で乳白色の余白が豊かな構図がその特徴となっています。 この様式は、江戸時代 (1603~1867年) に無数のヨーロッパ人の心を掴んだ結果、多くの模倣が試みられるようになりました。現在、この『柿右衛門』という言葉は、似たような様式で作られる有田焼を表すのに使われていますが、やはり柿右衛門窯がその真髄を守り続けています。 柿右衛門窯で長く守られてきた秘法に『濁手』があります。これは、柿右衛門様式の装飾が施された、独特な乳白色の硬質磁器のことです。 この秘法は世代から世代へと受け継がれました。現在の柿右衛門窯の当主である、酒井田柿右衛門から15世代目の子孫は、今でもこの独特な様式で傑作を作っています。
この独占プライベートツアーは、通常は公開されていない柿右衛門窯の工房に足を踏み入れるだけでなく、窯の職人たちと直接話をする機会があるので、これまでどこでも提供されたことのない貴重な体験となります。 また、柿右衛門窯を訪れる前には九州陶磁文化館を訪れ、十分な知識を持った上で柿右衛門窯の見学をすることが出来ます。 経験豊富な現地ガイドが通訳を務めますので、窯の熟練した職人たちに、このユニークで高い評価を受けている有田焼の様式について話を聞く貴重な機会となります。 当体験ツアーでは、熟練のガイドが、有田町の人たちや窯元の職人たちとの交流を手助けしてくれます。
行程(10:00開始の場合)
10:00 — 有田駅前でガイドと合流し、九州陶磁文化館へ
10:10-10:40 — 九州陶磁文化館見学
11:00 — 柿右衛門窯のツアーおよび熟練した職人との質疑応答
12:30 — 有田駅にて解散